2017/12/31

京浜急行2100形(2149編成)「けいきゅん号」

京浜急行2100形の2149編成が10月1日から、京急が2018年で開業120周年を迎えることを記念して「けいきゅん号」として走っています。前面にはヘッドマーク、側面には「けいきゅん」のラッピングを施しています。
「けいきゅん」というのも、ゆるキャラの一種ですが、電車をモチーフにしているせいか、あんまりかわいくないですね。猫をモチーフにした相鉄の「そうにゃん」のほうがゆるキャラとしてはかわいいと思います。
「けいきゅん号」が走るのは、来年の1月8日までですから、私としては貴重な記録となりそうです。今年は前半は順調に撮影に出ていましたが、後半はめっきりと撮影に出なくなってしまいました。
写真の2149編成は、1999年5月に東急車輌で完成したもので、2100形の3次車に相当します。2011年8月に主回路機器を当初のシーメンス製から国産製品に換装し、2014年8月には車体更新工事を完了しています。
【撮影:佐野次郎 2017.12.30 追浜ー京急田浦間】

2017/12/30

京浜急行電鉄2000形(2051編成)

京浜急行電鉄は11月に新1000形の17次車をステンレス製でありながら全面塗装車とすることを発表しました。その中に8両編成3本が含まれ、創立120周年を記念して1200番台の車両番号が与えられるそうです。
ということは現在8両編成3本が残るだけとなっている、2000形が現役を退くことになるのでしょう。2000形が走る姿を見られるのも2018年度限りとなりそうですね。1982年に2011編成が登場してから36年の長きにわたる活躍に終止符をうつわけです。
もともと快特用の車両でしたが1998年から2000年にかけて、2100形の登場により3扉化されて一般車に格下げされました。8連は朝夕中心の運用となり、撮影チャンスの限られた存在でたが、2010年5月のエアポート急行新設で日中に走るようになりました。
写真の2051編成は、1986年2月に川崎重工で完成したもので、2000形の4次車に相当します。4次車により先代600形が全廃となりました。2000年12月に3扉化工事を完了しましたが、3扉化工事のラストとなりました。

2017/12/02

「鳥虜 山手店」のチャーシューメン

JR根岸線の山手駅近くの商店街というと、大和町となります。明治の時代には射撃場だったそうで、表通りは本牧通りから山手駅から一直線になっています。根岸線の開通は、昭和39年ですが、町より根岸線が後からできたので駅前は小学校です。
山手駅から徒歩で数分のところに、ラーメン鳥虜山手店があります。白を基調とした内装のお店です。地元の人には、ほうちゃんの隣といった方が通りがよいかもです。以前は立ち飲みのお店だったところです。
私は先月に初めて入りました。オーダーしたのは、チャーシューメンです。このお店の売りは、コラーゲンたっぷりの鶏スープです。たしかにすっきりとした味わいで、胃もたれすることもありません。
麺は細麺と中太麺を選べます。私は細麺を選びましたが、これがまたスープとよく合います。山手駅近くは、介一家・笑苑・酔亭とおいしいラーメンを出すお店がありますが、この鳥虜も魅力的です。日曜休みは注意が必要ですが。

品川客車区の思い出

私の個人的な印象では、鉄道趣味で特に人気があるのは、在来線特急とブルートレインだと思っています。特に撮影の対象としては人気があったのではないでしょうか?鉄道書でも両者を扱ったものが多いと感じています。
今では、新幹線や航空機、高速バスの整備によって、ブルートレインは完全に姿を消してしまいました。クルーズ船に近い豪華路線が唯一寝台列車の生きる道となっているようですね。
それでも1990年代前半までは、ほぼ国鉄時代の寝台列車のネットワークが維持されていました。品川駅と田町駅の中間に位置する品川客車区には、白昼堂々、多くの寝台客車が留置されていたのです。
既にブルートレインは姿を消し、品川駅も新幹線駅や通勤の基幹としての役割を明確にしています。写真は寝台急行「銀河」に使用されていた20系客車です。14系→24系25形と車両が変更され、列車自体も2008年3月のダイヤ改正で廃止されました。

2017/11/26

鴨居「カシミール」のカシミールカレー

横浜線の鴨居駅近くの雑居ビルに、カレーハウス「カシミール」があります。非常に昭和チックな外観のお店ですので、初めて入るのは少し勇気がいりました。初めて行ったのは、昨年の10月頃だと記憶しています。
最初に食べたのは、店名を冠した「カシミールカレー」。これを注文するお客が一番多いようです。極辛口とありますが、サラサラと非常に美味しく食べられます。
肉・野菜もゴロゴロとしていますが、玉ねぎとか果物とかいろいろとすりおろしてルーを作っているような気がします。
こちらは、パキスタン風を謳った「コルマカレー」。やや濃厚な味わいのカレーで玉ねぎの存在感があるような気がします。トマトが入っているのも特徴の一つでしょうか?
こちらは、辛口・インド風を謳っている「インドカレー」。いちばんサラサラしている感じのカレーでしょうか。硬めに炊かれたライスがまたカレーの味わいを引き立てます。
カレーはチェーン店やレトルト、自宅でルーを使って煮込んだりと手軽に味わうことができますが、「カシミール」は専門店ならではの本格的なカレーを堪能できる名店だと思います。

2017/10/21

「私鉄の車両」シリーズ

私佐野次郎は、鉄道書を読むのが大好きです。車両を撮影したり、乗ることを楽しんだり、模型を飾ったりといろいろとやっていますが、鉄道趣味の原点は鉄道書を愉しむことにあると思っています。
昨年に亡くなった父にもらった保育社のカラーブックス、広田尚敬さんの「蒸気機関車」、中田安治さんの「路面電車」などが、私の鉄道趣味の出発点です。あとは図書館で横浜市電に関する本を繰り返し借りたものです。
現在の鉄道も、システム化やコストダウン、サービスの改善がいろいろと進められていて非常に興味深いですが、鉄道趣味としての醍醐味を感じられるのは、1950年代から80年代ではないかと感じています、
保育社が80年代後半に出版し、今世紀になってネコパブが復刻した「私鉄の車両シリーズ」、足掛け30年を費やして、全24巻をようやくコンプリートしました。現在でも走り続けている車両あり、クーラーもない旧型車両ありと楽しさ満載の内容です。
 

2017/08/27

京浜急行新1000形(1185編成)

私にとっては京浜急行といえば、先代1000形のイメージが強いのですが、いまや新1000形が、380両(8連24本、6連14本、4連26本)在籍し、先代1000形の最大356両を既に凌ぐ勢力を誇っています。
また路線についても、羽田空港アクセスの役割が非常に大きくなり、京急蒲田付近は本線・空港線とも大きな変貌を遂げております。反面、沿線の人口が減少傾向にある区間も出てきており、三崎口から先への延伸はなさそうです。
新1000形ですが、初期のアルミ製車体のグループと、2007年以降のステンレス製車体のグループでは大きく印象が異なります。2015年には正面貫通型の1800番台が登場し、バリエーション豊かになっています。
写真の1185編成は、2017年2月に総合車両製作所で完成したもので、現時点での京急の最新車両に相当します。2016年度の増備車で、側面のカラーデザインがフルラッピングとなり、車端部のクロスシートが復活したりと新しい仕様になっております。
【撮影:佐野次郎 2017.7.11 能見台ー金沢文庫間】

2017/08/14

京浜急行電鉄800形(815編成)

1969年生まれの私にとって京浜急行といえば、やはり先代1000形の印象が非常に強く、800形・2000形・1500形といった界磁チョッパ制御を採用した電車は、比較的新しい電車だという感覚があります。
1986年から93年にかけて製造された1500形は、事故で廃車された1701編成を除いて全車現役ですが、1978年から86年にかけて製造された800形、1982年から87年にかけて製造された2000形は廃車が進んでいます。
800形は、京急線内専用の4扉車、低速から中速にかけての加減速性能を重視した電車です。京急の普通のために特化したような電車ですが、800形の代替は新1000形で進められていますので、今後は700形(既に全廃)・800形のような電車の製造はなさそうです。
写真の815編成は、1980年3月に東急車輌で製造されたものです。当初は3連でしたが、1982年3月に同じ東急車輌で中間車3両を増備して6両編成になりました。1996年9月に車体更新を行い、2015年4月に廃車・解体されました。

2017/08/13

ミートソースのパスタ

昨日の晩御飯は、久々にミートソースのパスタを作りました。刻んだ玉ねぎをオリーブオイルで炒めてから、豚挽肉としめじを加えてさらに炒めます。
そして昔からあるルーミックのミートソースの素を加えて煮込みます。隠し味には、中濃ソースと野菜ジュースを加えます。これで味がまろやかになります。
パスタはきっちりとはかりで計量して200gにしています。鍋ではなくてフライパンで茹でます。時間は、規定より少し短めにしています。
お供はコンソメスープです。やや多めの玉ねぎに、まいたけとえのき、にんじん、ソーセージを加えてコトコトと煮込みます。

2017/08/06

京浜急行1500形(1593編成)

個性豊かな京浜急行の電車の中にあって、なんとなく地味な感じのする1500形電車ですが、製造年次による車体・制御装置の改良や複雑な改造・編成替え・車番変更を行っています。
1500形は現在158両が在籍しており、新1000形の380両に次ぐ勢力を持っています。4連・6連・8連がありますが、6連が一番多く在籍しています。6連は旧1000形6連の置換えを目的として、制御方式のVVVF化や編成替えによって作られたものです。
写真の1593編成は、2014年5月に1649編成を改番したものです。2013年8月から旧1600番台が1561以降の車号に変更されるようになり、2016年6月に完了しました。空いた1600番台は新1000形の6連が使用するようになりました。
1649編成は、1991年2月に川崎重工で完成したもので、新製当初は8両編成・界磁チョッパ制御でした。2006年9月に6連化・VVVF制御化工事が行われました。1649編成が初のVVVF制御化工事対象車両でした。
【撮影:佐野次郎 2017.2.19 能見台ー金沢文庫間】

2017/08/05

京浜急行2100形(2165編成)

2017年3月20日から6月4日にかけて、京浜急行2100形2165編成が「全国都市緑化よこはまフェア」の広告を掲示して営業運転に就いておりました。横浜市と京急がタイアップしての広告だったそうです。
京浜急行2100形は、首都圏では珍しい2扉・クロスシートの電車ですので、広告を掲示するにはうってつけの電車だといえますね。扉間が広いですから、今回のような広幅のラッピングを施すにも向いています。
とはいうものの、乗降に時間がかかる2扉・クロスシートの電車というのは、今後も続いていくのでしょうか?2100形の後継となる電車が、どのような電車になるのか非常に気になるところです。
写真の2165編成は、2000年11月に東急車輌で完成したもので、2100形の4次車に相当します。2008年12月に2100形のトップを切ってVVVF装置を国産のものに換装し、2014年11月には車体更新を完了しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.3 京急田浦ー追浜間】

2017/07/30

ピザへのこだわり

私佐野次郎がカレーの次に好きな食べ物は、ピザです。結婚する前は、頻繁にドミノピザやピザーラを利用していました。宅配ピザといえば、電話で注文するものでしたが、ネットで注文できるようになり、より気軽となりました。
ドミノピザでは、なすしめじ(現在は廃番)とスパイシーデラックス、ピザーラでは、イタリアンバジルとライトがお気に入りでした。特にピザーラはチーズがたっぷりで味がいいなと思っていました。
とはいうものの、宅配ピザは量が多くて高価なので、結婚後は一度も注文しておりません。スーパーでデルソーレのクラストと、ピザソース、チーズ、きのこ、ソーセージ、シーフードなどを組み合わせて電子レンジのオーブン機能を使って焼いています。
今度、なすしめじの再現にチャレンジしようと思っています。なすに油を含ませてから炒め、ベーコン、しめじ、チーズをトッピングしようと思います。食べ過ぎはカラダに悪いので、クラストはデルソーレの17cmクリスピータイプ限定です。

2017/07/22

京浜急行800形(824編成)

7月に入ってからというもの、連日厳しい暑さが続いております。7月には3回撮影に出かけましたが、いずれも強烈な日差しを浴びて撮影となりました。1日あたりの撮影時間も2時間が限界でしょうか。
撮影には水筒が欠かせません。こまめに水分補給することが必須です。できれば、退避できる日陰になるところがあればなおよいです。ちなみに以前は自販機でお茶やスポーツドリンクを買っていましたが、それでは小遣いが減るので水筒持参です。
鉄道写真家の中井精也さんは、「1日1鉄」を信条とされ、実践されています。すごいことだと思います。鉄道趣味を楽しむ分には、「1月1鉄」・「1年1鉄」でも、継続さえできればすごい財産になると思います。
写真の824編成は、1981年4月に川崎重工で完成したものです。当初は3連でしたが、1983年3月に川崎重工で中間車3両を増備して6両編成となっています。2001年3月に京急車輌で車体更新を完了しました。
【撮影:佐野次郎 2017.7.11 能見台-金沢文庫間】


2017/07/14

京浜急行800形(819編成)

京浜急行800形は、普通車のスピードアップにより、速達列車の運行を円滑にして、路線全体の運行を最適化することを意図して設計された電車です。4扉で乗降時間を短縮し、全電動車方式で高加減速性能を実現しました。
1978年に第一陣が登場し、1986年にかけて132両が製造されました。普通のほかに、京浜川崎ー新逗子間に運転されていた急行にも使用されました。当初は窓周りもアイボリーに塗装されていました。
2011年から廃車が始まりましたが、後継となったのは新1000形の6両編成でした。汎用性が重視され、4扉の普通専用車両というのはもう製造されないようです。現在では800形は残り10編成まで減勢しております。
写真の819編成は、1981年4月に東急車輌で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1982年3月に東急車輌で中間車3両を増結して6両編成となりました。1997年1月に久里浜工場で更新修繕を実施しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.3 京急田浦ー追浜間】

2017/07/13

京浜急行電鉄2000形(2041編成)

京浜急行2000形電車の2041編成が、2017年3月8日付で廃車となり、8両編成と4両編成がそれぞれ6本ずつ、合計72両が製造された2000形も8両編成3本を残すのみとなりました。羽田空港ー新逗子間の「エアポート急行」を中心に運用されています。
2000形は、もともと快速特急用として、2扉・クロスシートで製造されましたが、1998年の2100形の登場により、3扉・扉間ロングシート(車端部のみクロスシートが残存)に改造されました。
阪急2800系や西鉄2000形・1000形など、同様にフラッグシップ的な存在から一般車に改造された形式はありましたが、消耗が激しいのか一般車として新製された車両に比較すると早期に廃車となる傾向があるようです。
写真の2041編成は、1985年2月に東急車輛で完成したもので、2000形の3次車に相当します。1999年12月に久里浜工場で、3扉化改造を行っています。前述の通り、2017年3月に廃車となりました。

2017/07/12

あらかわ遊園 東京都電6000形(6152号)


都電荒川線の沿線にある「あらかわ遊園」には、東京都電6000形(6152号)が保存展示されています。廃車後荒川区が引き取り、2003年4月から展示されているものです。6152号は前照灯が一灯であることから「一球さん」の愛称が付けられています。
東京都電6000形は、戦後初めて新製された車両で、1947年から52年にかけて290両が製造されました。6000形をモデルにした車両が、秋田市電や名古屋鉄道岐阜市内線、土佐電鉄に導入されました。土佐では、とさでん交通200形として現役ですね。
荒川車庫には、1966年から配置されました。稼働率は低かったようですが、7000形・7500形のワンマン化工事による車両不足を補っての活躍が見られました。1978年には全車が引退し、6152号だけが応急車として残されました。
6152号車は、1987年9月の「都電ギャラリー号」として運転されてから、1988年にアルナ工機で大規模な更新修繕を実施して、貸し切り用や夏季以外の第1・3日曜日の定期運用に充当されました。その後、2000年12月に引退しています。
【撮影:佐野次郎 2017.7.10】

2017/07/11

荒川線8900形(8907号)

黄色い電車を見ると幸せになれる。というのはいつから言われ始めたのかといえば、赤い電車ばかりの京急の中で、唯一黄色だった電動貨車に端を発しているようです。さらに京急では、1編成だけ黄色になった電車が2014年から走っています。
都電荒川線では、8800形の8810号が唯一、イエローをアクセントカラーにしていました。東急世田谷線でも、デハ300形の306Fがイエローの配色となっていて、両者のコラボが展開されたこともあります。
黄色い電車と言えば、西武には現在でも沢山走っていますし、総武・中央緩行線のラインカラーも長年カナリアイエローとなっています。京急や都電荒川線では、レアであることがポイントになっているようですね。
写真の8907号は、2016年7月にアルナ車両で完成したものです。同月に完成した8908号と共に、イエローをアクセントカラーにしております。8907号は、今のところオリジナルの姿を維持しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前間】

過去の記事から
京浜急行デト11・12形(11・12)
https://sanojiro.blogspot.jp/2011/05/1112.html

2017/07/10

荒川線8900形(8905号)

私佐野次郎は、今日は仕事の休みをいただいていましたので、都電荒川線の撮影に出かけてきました。6月に7000形が引退してから、初めての荒川線の撮影ということになりました。
印象としては、数の上では10両と多数派の8800形よりも、8両ずつが在籍している8900形と7700形がよく走っているように思いました。もっともこれは単なる印象でして、実際には均等に運用されているように思います。
私が荒川線を撮影する際には、王子まで京浜東北線を乗り通して飛鳥山周辺で撮影するか、横浜もしくは東京で上野東京ラインに乗り換えて尾久で降りて荒川車庫周辺で撮影することが多いです。
写真の8905号は、2016年3月にアルナ車両で完成したものです。8900形のうち、8905号と8906号の2両がローズレッドをアクセントにしています。ちなみに8800形では8801~8805号の5両がローズレッドをアクセントにしております。
【撮影:佐野次郎 2017.7.10 荒川車庫前ー荒川遊園地前間】

2017/07/09

荒川線8900形(8904号)

荒川線といえば、7000形が多数派というイメージが強かったのですが、7000形が退いた現在では、決定的な多数派は存在しないという印象でしょうか?最多勢力の8800形でも10両の在籍となります。
撮影する楽しみは十分あると思って間違いないでしょう。7000形が引退しても、車体を再利用した7700形が8両も在籍しています。今のところラッピング車はないようですが、将来は出てくるかもしれませんね。
唯一直線基調のデザインなのが、2015年から16年にかけて8両が就役した8900形です。長らく活躍した7500形の更新車がやや直線的なデザインでした。しかし7500形よりも、8500形・8800形の流れを汲んだ電車だと感じますね。
写真の8904号は、2015年12月にアルナ車両で完成したものです。8900形のうち、8903号と8904号がブルーをアクセントカラーにしています。
【撮影:佐野次郎 2016.12.30 飛鳥山ー王子駅前間】

2017/07/08

荒川線8900形(8902号)

長らく都電荒川線の主力車両として活躍してきた7000形電車ですが、2017年6月11日を最後に引退しました。最後まで運用に就いていたのが、更新時の塗装を復元していた7022号車でした。
7000形の代替となるのが、新規製造の8900形と、7000形の車体を活用して8900形と同等の走行機器を備える7700形となります。それぞれ8両が製作され、計16両で7000形を代替することになりました。
8900形は、直線基調の車体デザインとなっています。角ばった印象のあった7500形更新車を代替した8800形は丸みを帯びたデザインでしたが、7000形の代替である8900形が角ばった印象のデザインになっています。
写真の8902号は、2015年9月にアルナ車両で完成したものです。8900形のうち、8901号、8902号の2両はオレンジ色をアクセントにしています。
【撮影:佐野次郎 2016.12.30 飛鳥山ー王子駅前間】

2017/07/02

荒川線8900形(8908号)

東京都電荒川線8900形の8908号が、2017年3月から「都電落語会」のラッピングを施して営業運転に就いています。
「都電落語会」とは、落語家の林家こん平事務所が主催している、都電を貸切っての落語会だそうです。都電と落語とはいい組み合わせですね。
路面電車やバスのラッピングというのも当たり前に見られるようになりましたね、荒川線でもずいぶんとラッピング車輌が走っています。
ちなみに都電荒川線のラッピング(広告)料金は、一か月で10万円、一年で100万円(いずれも税抜き)だそうです。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前間】

2017/06/24

鉄道車両年鑑発行中止

私が唯一毎月購入している雑誌が「鉄道ピクトリアル」誌であります。毎号楽しみにしていますが、臨時増刊号といいながら1984年以降毎年刊行されていた新車年鑑~鉄道車両年鑑を楽しみにしていました。
「鉄道ピクトリアル」誌の7月号の巻末に、2017年から刊行を中止するとの案内がありました。青天の霹靂というか想定外というか、非常に驚きました。毎年刊行されるものだと思い込んでおりましたから。
私は1986年版から買い初め、97年と99年版を除いて毎年購入しました。97年と99年版も今年になってから古本を入手しました。鉄道車両の動向を、一冊で把握することができましたので、非常に重宝していたのです。
当ブログも負うところ大でした。今後はイカロス出版の年鑑シリーズや交通新聞社の編成表シリーズを購入することで補っていこうと思っています。費用対効果という点ではなかなか厳しいものがありますが、仕方ないですね。

2017/06/19

東横線5050系(5177F)

東急東横線5050系は、2004年が製造初年ですが、かつて主力であった8000系・8590系・9000系を置き換え、東横線の車両を田園都市線から転用された5000系ともに占めております。
5050系は、216両(8両編成27本)が製造されました。その他、前述の5000系、5050系4000番台があり、東横線を走る東急の電車のスタイルは基本的には同じものとなっています。
私にとって、東横線と言えばやはり8000系のイメージが強いです。赤黒のアクセントを施して、ずいぶんと長く使うんだなあと思っていました。あとはたまに見かけた6000系や7200系の印象は強烈でしたね。
写真の5177Fは、2016年9月に総合車輌製作所で完成したもので、2013年に製造された5176F以来久々の増備となりました。前面のスカートがスノープラウ一体型の新しいタイプになった他、座席の形状が新しい仕様になっています。
【撮影:佐野次郎 2017.4.29 白楽ー妙蓮寺間】

2017/06/17

東横線5050系4000番台(4105F)

東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線が東京メトロ副都心線・東武東上線・西武池袋線との直通運転を開始するために、東急東横線としては初めてとなる10両編成の車両として5050系4000番台が導入されました。
既に東横線用として導入されていた5050系8連と外観は同じです。細かい部分ではワイド画面を採用した車内表示装置や荷棚のデザインが変更されています。また4104Fまでの6号車は田園都市線用の車両を転用したため座席や内装がブルー基調です。
相互直通運転に充当される車両は、副都心線を走るためのワンマン運転用機器など、様々な機能を追加することになります。8両編成については増設となった装備が多かったものと思われますが、4000番台については製造当初にほぼ充足されたのでしょう。
写真の4105Fは、2012年2月に東急車輌で完成したものです。2016年4月には8連化されて、編成から外れた2両は緊急予備車両になっています。5050系4000番台は、4101F~Shibuya Hikarie号4110Fまでの10編成が営業運転に就いております。
【撮影:佐野次郎 2017.4.29 白楽ー妙蓮寺間】

2017/06/11

広島電鉄70形(76号)

広島電鉄70形は、元西ドイツ・ドルトムント市電のGT-8形を、1981年に譲り受けたものです。1959年製の西ドイツで多く見られたデュワグカーの一員ですが、ドルトムント市電が地下線を新設したために余剰となったものです。
1982年に改修工事が完了し、広島電鉄での営業運転に投入されました。車内は極力西ドイツ時代のままとされましたが、つり革が取り付けられ、冷房改造も行われました。当初は宮島線への直通運転に充当されました。
取り扱いや保守には難点があったようで、3700形が投入されてからは、稼働率も下がったそうです。1994年には千田車庫に転属し、5系統のラッシュ時に転用されましたが、3000形の市内線転用により1998年には使用されなくなってしまいました。
写真の76号は、2012年5月に廃車となってから、広電100周年記念事業の一環として、同年7月から翌年3月まで広電本社前電停近くでレストラン電車「トランヴェールエクスプレス」として利用されました。
【撮影:佐野次郎 2013.4.23】

2017/06/10

相模鉄道11000系(11004F)そうにゃんトレイン

相模鉄道11000系11004Fは、2017年3月から四代目「そうにゃんトレイン」として運用に就いております。今回は「相鉄グループ100周年」をテーマにしたデザインとし、相鉄グループの歴史を中心に当時の流行や出来事も描いているそうです。
「そうにゃん」というのは、相模鉄道の猫のキャラクターで広報担当だそうです。沿線の情報を発信したり、内外のイベントに出演したりしています。相模鉄道のホームページによるとカメラと食べ歩きが趣味だそうです。
「そうにゃん」は、ゆるキャラの一員といえそうですね。ベイスターズのスターマンにも何となく感じが似ているような気がします。折しも猫ブーム、猫独特の人との距離感、猫に癒しを感じる人が多いのでしょうか?
写真の11004Fは、2011年5月に東急車輌で完成したものです。2009年度以来の増備でしたが、仕様の変更はありません。代替として7000系10両が廃車となり、7000系の10両編成はなくなり、8両編成のみとなりました。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/06/04

相模鉄道11000系(11002F)IMA MUKASHI TRAIN

相模鉄道では創立100周年を記念して、11000系(11002F)を使用したラッピング車である、「SOUTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN」を2017年4月から運転しています。
車体側面に、蒸気機関車から9000系リニューアル編成に至るまでの、歴代の車両22種類の写真をラッピングにより表現しています。
私にとっては、かつての主力車両である6000系の印象が強いですね。抵抗制御・普通鋼製車体の私鉄版103系ともいえる車両ですが、1970年に登場した後期型では近年主流の拡幅車体を既に導入し、先進的な面がありました。
写真の11002Fは2009年5月に東急車輌で完成したもので、11000系の1次車に相当します。10000系がJR東日本のE231系をベースにしていたのと同様に、11000系はE233系をベースにしています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/06/03

相模鉄道10000系(10704F)

8000系と9000系を到達点として、個性豊かな車両群を投入してきた相模鉄道でしたが、2002年にJR東日本のE231系をベースとした10000系を導入し、コストダウンと環境への配慮へと大きく方針転換を行いました。
前面デザインは独自に設計されたもので、車体幅もE231系とは若干異なりますが、基本的な仕様はE231系とほぼ同一です。座席もE231系と同様のバケット式のロングシートを採用し、側窓の電動式の開閉機能もなくなっています。
E231系同様、列車情報管理装置(TIMS)を導入したことにより、多くの配線を伝送に置換え、大幅なメンテナンスフリーとコストダウンを実現しました。E231系と共通なシステムとなり、相鉄としては初の平行カルダン駆動となりました。
写真の10704Fは、2004年3月に東急車輌とJR東日本新津車両製作所で完成したもので、10000系の3次車に相当します。2003年8月のダイヤ改正での運用見直しにより、2100系20両、6000系16両を10704F8両と入れ替わりに廃車し、車両数が削減されました。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/06/02

相模鉄道9000系(9705F)

相模鉄道では、創立100周年と都心直通に向けて、駅・車両・制服の刷新を図る「デザインブランドアッププロジェクト」が進行中です。9000系電車を今後の新型車両に先立ち、新しいコンセプトの適用事例としてリニューアルを進めています。
車体の塗装を、横浜の街をイメージした「YOKOHAMA NAVYBLUE」にし、イメージを一新しております。その他、前照灯の位置変更、表示装置の一体化やスカートの形状変更などが行われました。
内装も一新され、グレートーンで統一されました。座席についても座り心地の改善や袖仕切りの大型化が行われました。また車両情報装置についても、17インチワイドLCD画面などの新型の装備に更新されています。
写真の9705Fは、1996年5月に東急車輌で新製されたもので9000系の3次車に相当します。2013年にインバータ装置を更新し、2016年11月にリニューアル工事を終えました。9703Fに続く2本目のリニューアル編成となります。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/05/28

相模鉄道9000系(9707F)

日立製作所で製造された8000系電車を基本として、東急車輌で9000系電車が1993年から2001年にかけて70両(10両編成7本)製造されました。わざわざ2系列の車両を並行して増備した背景には何があったのでしょうか。
車体のデザインは8000系とは異なるものになっています。アルミ車体の全面にグレーの塗装を施し、赤帯をアクセントにしています。もちろん基本的な構成は同じで、幅広車体にセミクロスシートも導入されました。
主回路はVVVFインバータ制御ですが、主電動機出力は1台あたり180kWに増強され、最高速度も8000系が110km/hに対して、9000系では120km/hに向上しています。クーラーは相鉄の電車では初めて集約分散式の装置が搭載されました。
写真の9707Fは、2001年3月に東急車輌で完成したもので、9000系の最終増備車となります。2007年4月に相鉄では初めての新塗装に変更されました。またVVVFインバータの機器更新が実施されています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/05/27

相模鉄道8000系(8712F)

相模鉄道8000系電車は、「21世紀に向けた新形車両」として設計されたもので、1990年から99年にかけて130両(10両編成13本)が製造されました。主に6000系の置換えと輸送力増強に充当されました。
車体はアルミ合金製の20m4扉で、裾絞りの車体幅2.930mmとして客室スペースを広くとっています。裾絞りの車体はJR東日本の主力車両であるE231系・E233系も同様ですが、1990年時点で導入した相鉄がより進んでいたといえるでしょう。
主回路はGTOサイリスタを使用したVVVFインバータ制御で、7000系のVVVFインバータ制御車よりも10両編成あたりの主電動機出力を25%増としております。また車両情報制御装置も装備されました。
写真の8712Fは1998年3月に日立製作所で完成したもので、8000系の9次車に相当します。2014年12月に新塗装への塗り替えが行われましたが、8712Fが最後まで旧塗装を維持していた編成となりました。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/05/19

相模鉄道新7000系(7713F)

1986年3月に完成した7000系12次車からは、先頭部のデザインと側面の帯デザインが変更されたため新7000系と呼ばれています。1989年までに4次にわたり60両が製造されました。
先頭部は切妻構造を基本としていますが、下端が少し傾斜しています。前面は額縁状のデザインで、前面窓・行先表示器を1段低くしたブラックの面上に配置しました。また貫通路は非常用となり、幌枠も省略され目立たなくなりました。
車内には車内案内表示器が取り付けられました。コンピュータで列車の運行種別と停車駅等を表示するもので、1両につき前後の貫通路上部と乗降口上部の二か所ずつ、計四か所に取り付けられました。
写真の7713Fは、1986年3月に日立製作所で完成したもので、7000系の12次車に相当します。2007年12月に新標準塗装に塗り替えられました。国鉄~JRの205系電車、江ノ電の1500形などと同世代の電車ということになります。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

2017/05/17

荒川線8500形(8504号)

都電荒川線には、ちょくちょく撮影に出かけてはおりますが、多数派だった7000形・7500形の更新車が姿を消し、7700形・8800形・8900形が主力になったことで、新しい時代に入ったという印象があります。
なかでも少数派ながら、今後も活躍を続けるのが8500形ですね。大きな窓やVVVFインバータ制御は、約20年後に登場した8800形の基本になっていることがよくわかります。時代の先を行っていた電車だということもいえるわけです。
1990年に8501号が登場してから25年以上経過していますので、方向幕がLEDとなり、集電装置がシングルアーム式になったりと変化が見られます。機器に関しても、8800形に合わせて更新されているそうです。
写真の8504号は、1993年4月にアルナ工機で完成したもので、8500形の3次車に相当します。3次車の仕様は2次車に準じたものです。その後の増備も計画されていたようですが、8500形の増備は3次車で終了し、5両の小所帯になっています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園前間】

2017/05/14

荒川線8500形(8501号)

東京都電荒川線の8500形は、1990年に8501号、1992年に8502.8503号、1993年に8504.8505号の合計5両が三次に分けて導入されました。最初に製作された8501号だけ、外観が他車と少し異なっております。
目立つのは、前照灯と尾灯を別々に配置していることです。2次車以降は、前照灯の位置に一体で配置されるようになりました。車内は8501号のみ全席ロングシートとなっております。また降車口監視用にITVカメラを設置しましたが、これも8501号だけでした。
走行機器関係では、通勤電車では一般的なワンハンドルマスコンを採用しましたが、頻繁に加減速を行う荒川線には適応せず、他車と扱いが異なることから2次車以降には採用されませんでした。
8501号は、1990年4月にアルナ工機で完成しましたが、他車との操作の違いの大きさから稼働率は上がりませんでした。1992年の2次車登場にあわせてマスコンなどを変更し、通常通り使用されるようになりました。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前】

カレーライス

私佐野次郎が一番好きな食べ物は、カレーライスです。主に家で作るようなじゃがいもがゴロゴロのカレーが好みです。子供の頃から、母の手伝いでときどき作っていましたので、料理の中でもダントツにカレーを作っていると思います。
某電鉄系のカレーチェーン店でアルバイトをしたこともあります。就職してから数年後に一人暮らしを始めてからは、外食でカレーを食べることが日課のようになっていました。カレーではない日のほうが少なかったのではないかと思います。
カレーステーション、C&C、ココイチにはよく行きました。あとは横浜駅近くのリオ、品川駅の構内にあった店、バーグ、インデアンカレーなどなど。結婚してからは、月に1回自宅で煮込み、ランチで週1回カレーにするくらいになりました。
今では自宅で月に一度カレーを煮込むのを楽しみにしています。玉ねぎをよく炒めたり、野菜ジュースと中濃ソースを隠し味に使ったりしてますが、美味しく食べるために大事なのはなんといってもルーを熱くして食べることです。ルーがぬるいと大変です。

2017/05/13

荒川線8500形(8502号)

都電荒川線として初めての完全な新車が、1990年に1号車が登場した8500形になります。斬新かつ快適な車両を目指して製作されたもので、登場から四半世紀を経た現在でも、水準の高さがうかがえます。
車体は普通鋼製で、平滑でスマートな印象を受けます。かなり時間をおいて製作された8800形・8900形の基本となっていると思います。アイボリーとグリーンの塗装がまたよく似合っています。
主回路はVVVFインバータ制御、平行カルダン駆動を採用しております。7000形・7500形とも車体は新しくなっていても吊掛駆動のままでしたから画期的でした。走行機器に関しても、以後の新型車両の基本になっております。
写真の8502号は、1992年4月にアルナ工機で完成したもので8500形の2次車に相当します。8500形は高価だったのか、5両で製作が終了しました。集電装置や行先表示が新しいものに取り換えられている等の変化が見られます。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前間】

2017/05/07

荒川線7700形(7707号)

都電荒川線の7708号が3月7日に営業運転入りし、7700形も予定数の8両が揃いました。6月に唯一残っている7000形の7022号が勇退することで、荒川線の7000形の代替が完了することになりそうです。
7700形の車体は、7000形の車体を再利用しておりますので、懐かしい外観は維持されております。カラーリングにみどり・あお・えんじの三色がありますので、撮影する楽しみもより増しますね。
反面、走行機器は最新の8900形に準じたものに一新されていますので、省エネルギー化が図られています。客室についても内装を張り替えたり、最新の情報表示装置を配置したりと改善されていますね。
写真の7707号は、2月23日から営業運転に入りました。1955年12月に日本車輌で製作された旧7059号を、1977年11月にアルナ工機で車体更新した7005号の車体を再利用しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前間】
7000形7005号
【撮影:佐野次郎 2010.9.18 巣鴨新田ー大塚駅前】

2017/05/06

荒川線7700形(7705号)

東京都電荒川線の愛称が、4月28日に「東京さくらトラム」に決定しました。沿線の人口動態が変化し、乗客数が減少していく中で内外の観光客にアピールする狙いがあるのではないかと思います。
長年親しんだ都電荒川線で良いのではないかと個人的には思いますが、何らかのテコ入れが必要なのも事実でしょう。7000形19両の代替が、8900形・7700形8両ずつで車両数も3両減少ということになります。
7000形も4月30日に7001号が引退し、残るは7022号だけになります。しかし7700形は7000形の車体を再利用していますから、まだまだこのタイプの車体の電車は走ることになります。
写真の7705号は、1956年1月日立製作所において新製された旧7072号を、1978年1月にアルナ工機で車体更新した7018号をリニューアルしたものです。さすがに旧7072号の部品は残っていないと思いますが凄い車歴です。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園地前】

2017/05/05

荒川線7700形(7704号)

今日はこどもの日で祝日ですが、私は仕事に出かけるのと同じ時間に起きて、東京都電荒川線の撮り鉄に出かけて来ました。京浜東北線の王子駅で降りて飛鳥山付近で撮影することが多いのですが、今日は尾久で降りて荒川車庫近辺での撮影としました。
独身の頃は、生活費とお小遣いの境界があいまいで、撮影のための交通費も必要なだけ使っていましたが、現在はお小遣いをランチ代・晩酌代・趣味に三分割して配分することになります。
今週は暦通りに休むことができましたので、ランチ代が浮いた分を撮影のための交通費に回すことができました。また鉄道書の購入はお休みして、ビールやつまみに手厚く配分しております。
写真の7704号は、7000形の7015号をリニューアルしたものです。7015号は、1978年1月にアルナ工機で1955年12月に日立製作所で製造された7069号の車体を更新したものです。集電装置を中央から車端部に移したことによりイメージが変化しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫(敷地外から撮影)】
7000形7015号
【撮影:佐野次郎 2013.12.31 王子駅前ー飛鳥山間】

西武鉄道6000系(6155F)

2017年3月に40000系が営業運転を開始するまでは、東京メトロ副都心線を介して、東急東横線に乗り入れてくる西武鉄道の電車は6000系だけでした。6000系は、1992年から98年にかけて営団(当時)有楽町線との相互直通運転用に製作された車両です。
西武の電車といえば、黄色のイメージが強く、3扉の池袋線用101系・4扉の新宿線用2000系といったところが代表的でしたが、ステンレス製車体・青帯の6000系の登場にはインパクトがありました。
1996年度の5次車から、車体がステンレスからアルミ製に変更され、無塗装だった車体もグレーに塗装され、印象がまた変わりました。6000系には2006年から2010年にかけて副都心線、東急東横線、みなとみらい線相互乗り入れ改造工事が行われました。
写真の6155Fは、1997年3月に日立製作所で完成したもので、6000系の5次車に相当します。2008年6月に副都心線対応工事を完了しております。さらに戸袋窓をふさぐ工事を施しています。
【撮影:佐野次郎 2017.4.29 白楽ー妙蓮寺間】

2017/05/04

西武鉄道40000系(40102F)

西武鉄道では、2016年度から30000系に続く新形通勤車両として40000系を製造し、2017年春から営業運転に投入しました。この車両は、経年が進んだ2000系の代替として製造されたものです。
40000系の車体は、アルミ合金製でリサイクル性を高めるために同一の合金を使用する「モノアロイ化」を極力進めています。座席は初年度の2編成については、ロング・クロス転換機構を備えて、様々な用途に対応可能としております。
40000系の主回路は、IGBT-VVVFインバータ制御で、主電動機には最新のPMSM(永久磁石同期電動機)を採用し、効率の向上と保守の軽減を図っております。また列車情報管理装置(S-TIM)を採用して自動化を推進しております。
写真の40102Fは、2016年12月に川崎重工で完成したものです。元町・中華街~西武秩父間を結ぶ座席指定列車「S-TRAIN」として走る姿を記録しました。40000系は2016年度から4年間で80両が製造される予定です。
【撮影:佐野次郎 2017.4.29 白楽ー妙蓮寺間】

2017/05/03

江ノ電1500形(1502+1552)

江ノ電1500形は、1986年と翌87年に2両編成1本ずつが製造されましたが、江ノ電では初めて平行カルダン駆動、発電ブレーキなどを採用した車両となりました。平行カルダン駆動の採用により、乗り心地の向上と保守の軽減が図られました。
昭和30年代からカルダン駆動の電車が主流となっておりましたが、江ノ電では急曲線が多いために、従来の吊り掛け駆動を採用せざるを得なかったそうですが、ようやくこの頃には技術の進歩によりカルダン駆動でも急曲線に対応できるようになりました。
新製当初は、濃淡のオレンジを配した「サンライン号」という江ノ電では異色の塗装でしたが、写真を撮影した1992年には1000形以降の新型車の標準塗装に変更されていました。300形や先代500形とは少し違った塗装になっていたわけです。
江ノ電のような小形の電車は郷愁の対象とみられがちですが、モノレールや新交通システムなどに比べるとよほど実用的な気がします。外国のLRTのように路面・路下・高架などを組み合わせて整備すれば、重宝されると思います。
【撮影:佐野次郎 1992.3.20 腰越ー江ノ島間】