2016/11/27

京浜急行1000形(1057編成)

京浜急行1000形の1057編成は、2014年5月に黄色に塗装変更され、「しあわせの黄色い電車(KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN)」として走っています。
この黄色い塗装は、西武鉄道の2000系や9000系によく似た印象を受けます。まためったに見かけることのない京急の電動貨車のイメージにも通じます。
赤主体の京急では、青の2133編成・606編成同様に目立つ存在で、いままで何度も目撃しながら撮影はできていませんでした。そのうち撮れるだろうと思っていたら、撮影自体が減っていたのです。
写真の1057編成は、2005年8月に東急車輌で完成したもので、新1000形では4次車に相当します。前後の種別・行先表示がフルカラーLED式に変更されました。
【撮影:佐野次郎 2016.11.20 能見台ー金沢文庫間】

2016/11/26

京浜急行1000形(1367編成)

私は1985年から88年にかけて、高校の通学に杉田ー京浜富岡(当時)の一駅だけ京浜急行を利用していましたが、その頃は先代1000形がほとんどで、800形をそこそこよく見かけ、あとは先代600形、2000形をたまに見かけ、700形、1500形をときどき見かけたり利用したりという感じでした。
今では、新1000形が主力の座を占めておりますが、車体の材質や、貫通扉の位置などわかりやすい差異の他、こまかな仕様の差もあり、先代以上にバリエーション豊かな系列となっていますね。似たような車両に統一されがちな現在では珍しい展開です。
新1000形には、4両・6両・8両編成がありますが、6両編成は主に800形の代替として増備が進行しております。普通とエアポート急行に運用されますが、他編成と併結することがないので、4両・8両編成にある電気連結器は装備していませんね。6両編成だけでも84両になりますから、72両まで減勢した800形よりも多数を占めております。
写真の1367編成は、2015年12月に川崎重工で完成したもので、新1000形の15次車となります。主電動機に東京メトロ1000系などで採用されているPMSM(永久磁石同期電動機)を採用し、更なる省電力化を図っています。
【撮影:佐野次郎 2016.11.26 能見台ー金沢文庫間】

京浜急行電鉄2100形(2133編成)

私佐野次郎は、一昨年の8月に結婚してから、めっきりと撮り鉄に出動する回数が減ってしまいました。ようやくこのところ撮り鉄への出動が回復しつつあります。
とはいうものの出動は横浜市内が中心になります。しかも近場で撮影時間も短めとなります。帰りには、近所のスーパーで食料品を買って帰るのが恒例となっております。
赤が標準塗装である京急において、KEIKYU BLUE SKY TRAINはやはり目を引きますね。少しずつラッピングが変化していくのも楽しいです。撮影時には、京急百貨店20周年のラッピングを施していました。
写真の2133編成は1998年10月に東急車輛で完成したもので、2100形の2次車に相当します。2015年3月に京急ファインテック久里浜事業所で、更新工事とVVVF機器の換装工事を併せて完了しています。

2016/11/20

京浜急行1000形(1801編成)

京浜急行の主力車両である新1000形ですが、15次車で正面貫通扉を設け、京急線内運用から都営浅草線直通列車まで、様々な運用に対応できる4両編成の1800番台が登場しました。標準化が進む近年の鉄道車両では珍しい展開だと思います。
外観では、正面貫通扉の他、アイボリーの部分を増やしたラッピングが目を引きます。ステンレス製の車体でありながら、ステンレスの銀色はずいぶんと少なくなっていますね。このデザインは最新の1600番台にも取り入れられています。
1800番台は、つい最近復活した快特の増結車にもさっそく使用されております。4両編成単独での運用のほか、2編成を併結して幌を取り付け都営浅草線直通列車に使用されています。大師線にも入ったそうです。
写真の1801編成は、2016年3月に総合車輌製作所横浜事業所で完成したものです。同時に1805編成が完成したことにより、入れ替わりに同数の2000形の4両編成が(2441編成・2461編成)が廃車になりました。
【撮影:佐野次郎 2016.11.20 金沢文庫ー能見台間】

2016/11/19

京浜急行1500形(1577編成)

京浜急行では、1985年に第一陣が登場して以来、現在に至るまで中堅として活躍しているのが1500形です。4連・6連・8連の各グループが存在します。
現在、6連に組成されているグループは、アルミ車体・界磁チョッパ制御で新製されたものです。6連で新製された車両もあれば、8連で新製されてから6連に変更された編成もあります。中には1561編成(旧1601編成)のように6連→8連→6連に変更された編成もあります。
写真の1577編成は、旧1625編成を2016年8月に改番したものです。1600番台から最後に改番された編成ということになります。
1625編成は、1989年3月に東急車輌で完成したもので当初は8両編成・界磁チョッパ制御でした。2009年2月に京急ファインテック久里浜工場で、VVVFインバータ制御化・6連への組み換えを行いました。旧1600番台では最後まで残った8両編成でした。
【撮影:佐野次郎 2016.10.29 屏風浦駅】

2016/11/13

京浜急行電鉄800形(821編成)

首都圏では非常に珍しい片開きのドアを持つ京浜急行800形電車も、廃車が進んでおります。823編成がオリジナル塗装を復元しましたので、より注目を集めることでしょう。
800形電車は、1978年から86年にかけて132両が製造されました。都営地下鉄浅草線への直通を考慮していない京急線内専用・4扉という車両です。
現在では普通列車専用になっており、空港線や大師線には入りません。エアポート急行が運転されるようになってからは逗子線にもほとんど乗り入れることがなくなっています。
写真の821編成は、1981年4月に東急車輌で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1982年3月に東急車輌で完成した中間車3両を増結して6両編成になっています。
【撮影:佐野次郎 2016.10.29 屏風浦駅】

2016/11/06

相模鉄道7000系(7754F)

首都圏でも数少なくなった新線建設プロジェクトである相鉄・JR/東急線接続事業ですが、着々と工事が進められております。特に西谷駅周辺では変化が大きいですね。
私個人としては、お気に入りの撮影地であった西谷第二踏切がなくなってしまったのが残念なところです。緩やかなカーブできれいな編成写真の撮れる良い撮影地だったのですが。
とはいえ直通工事が完成すれば、都心まで直通できる訳ですから相鉄の利便性は大きく高まるでしょうね。現在より複雑になると思われるダイヤがどうなるかも楽しみです。
写真の7754Fは、1989年6月に日立製作所で完成したもので、7000系の15次車に相当します。横浜開港150周年を記念した「走れ!みんなの横浜号」のラッピングを施していた姿の記録です。
【撮影:佐野次郎 2009.8.12 天王町駅】

2016/11/04

千代田線6000系(6121F)

東京メトロでは、副都心線の全通によって新線建設にはいったん区切りをつけて、既存路線での車両の取り換えを急ピッチで進めています。
千代田線でも16000系の新製が進んでおりますね。すでに230両が揃い、廃車が進んでいる6000系よりも多くなっています。
6000系といえば、国鉄の103系と同時期に新製された電車ですが、大胆なデザインと高性能な走行機器により、長期間の使用に十分耐えうる素晴らしい電車ですね。
写真の6121Fは、1977年9月に日本車輛で完成したもので6000系の3次車に相当します。冷房改造、VVVFインバータ制御への改造をうけております。今のところ現役車両です。
【撮影:佐野次郎 2010.5.3 百合ヶ丘-読売ランド前間】

2016/11/03

広島電鉄3000形(3005ABC)

私は、鉄道ピクトリアル誌を愛読しておりまして、毎年の増刊号である鉄道車両年鑑(2001年版までは新車年鑑)を特に楽しみにしております。1986年版から購入しておりまして、1997.1999年版を除いて毎年購入しました。
撮影と鉄道車両年鑑の購読を続けておりますと当然のことではありますが、既に撮影した車輌の廃車の報に接することになります。2016年版には写真の広島電鉄3000形3005号の、2015年7月13日付けでの廃車が記載されておりました。
広島電鉄での廃車後は、なんと商社を経由してミャンマーに渡り、2006年1月に電化開業したヤンゴン臨港地区の路面電車に使用されました。残念ながら列車の運転本数はわずか3往復で利用も伸びなかったことから7月から運行は休止になっております。
3005号は、西鉄福岡市内線1100形として1954年7月に汽車会社で完成したものです。1981年1月に広島電鉄3000形3005号に改造されました。同年8月には冷房改造が行われました。改造当初は宮島線の直通運転に使用されていましたが、のちに市内線用になっていました。
【撮影:佐野次郎 2013.9.12 的場町ー猿候橋町間】