2016/12/31

荒川線7700形(7706号)

東京都電荒川線の7700形電車は、7701.7702号が緑、7703~7705号が青、7706~7708号がえんじ色という3種類のカラーリングを採用しています。私は今回えんじ色を初めて実見しましたが、非常に新鮮だと感じました。
屋根近くのアイボリーと、床下機器・屋上機器のグレーがうまくえんじ色を引き立てていると感じました。緑も青もいいですが、えんじ色がピカイチではないかと思います。路面電車の塗装としては優れていると思います。
モータリゼーションを背景とした路面電車の大量廃止を受けて、車両の新製もほぼ途絶えていた昭和50年代に颯爽と登場した荒川線7000形更新車も、荒川線7700形・豊橋鉄道3500形として当分は活躍を見られそうです。
写真の7706号は、2016年11月27日に営業運転を開始しました。1978年2月に7078号を車体更新し、2016年8月に廃車となった7024号の車体・冷房装置などを再利用しています。7706号の整備は京王重機北野事業所で行われました。
【撮影:佐野次郎 2016.12.30 王子駅前ー飛鳥山間】

2016/12/30

荒川線7700形(7702号)

今日は本年の撮り収めということで、都電荒川線の撮影に出かけてきました。横浜ー上野間を上野東京ラインを利用することで、移動時間を短縮するつもりでしたが、遅れが出ているとのことで結局京浜東北線を通しで利用し、王子に向かいました。
私も2014年の後半からめっきりと撮り鉄に出かける回数が減ってしまいましたが、ようやく今年の9月頃から月2~3回は出かけるペースを掴んできました。来年もぜひ継続したいものです。ただし、カメラ・レンズなど機材の新規投入はしないと思います。
都電荒川線も、7000形が激減し、8900形・7700形が登場したことにより、ますますカラーバリエーションが豊かになったようです。特に7700形は、7000形の車体を再利用しているので、新鮮さと懐かしさが同居しているうれしい電車であります。
写真の7702号は、旧7026号を2016年3月に改造したものです。車体は前述のように再利用していますが、車内設備・走行機器は最新の8900形と同等にグレードアップされています。鉄道車両におけるリフォームというかリノベーションのような形式といえそうです。
【撮影:佐野次郎 2016.12.30 王子駅前ー飛鳥山間】

2016/12/29

205系(ケヨ25編成)

東京ー蘇我間を結ぶ京葉線は、1990年3月に東京ー新木場間が開業したことにより、全線が開業しました。それまでは他線区から転用した103系を使用していましたが、全線開業時には205系120両(10両編成12本)が新製投入されました。
その後、京葉線の205系は、中央・総武緩行線や山手線からの転用車両が加わり、最盛期には190両(10両編成19本)が使用されていました。E233系5000番台にも継承されている赤14号の車体色は京葉線のオリジナルカラーとなっております。
205系はイニシャルコストの低減に重点を置いて設計された電車でしたが、車内は明るく座席の奥行きもあり、利用する分にはなかなか快適な電車でした。京葉線ではE233系5000番代の投入により2011年7月に運転を終了しました。
写真のケヨ25編成は、1985年2月に205系の量産先行車の第二編成として日立製作所で完成し、品川電車区に新製配置されました。2005年9月に京葉電車区に転属し、ケヨ25編成となりました。2011年3月に廃車されましたが、3連に短縮されて2012年1月に富士急行6000系として再デビューしました。

2016/12/22

京浜急行電鉄600形(655編成)

京浜急行600形といえば、1994年から96年にかけて88両が製造されましたが、腰掛がクロスシートであることが特徴でした。これは通勤時間を少しでも快適にしようという考え方に基づくものでした。
首都圏の激しい混雑の中では、クロスシートが本当に快適なのかどうか意見の分かれるところであるとは思います。2004年から扉間の腰掛をロングシートに換装する工事が始められました。
そうなると新1000形のアルミ製車体のグループとほぼ同様の電車だということになりそうです。京急の電車は、ロングシートでも奥行きがあってしっかりしていますから、なかなか座り心地は快適です。
写真の655編成は、1996年5月に東急車輌で完成したものです。600形としては最終の4次車に相当します。2014年3月に京急ファインテックで、車体更新・ロングシート化改造を施行しております。

2016/12/17

荒川線8900形(8906号)

都電荒川線の最新型車両である8900形のうち、8905号と8906号の2両の塗装は、ローズレッドとなっています。都電でも8800形以降、カラーバリエーションを取り入れたり、広告をラッピングすることを当初から考えていたりと新しい発想を取り入れていますね。
それにしても、31両が改造された7000形の代替となる8800形が8両、7000形の車体を再利用する7700形が8両、その他8500形が5両、9000形が2両を加えても、23両になります。6000形や7500形の代替まで考慮に入れると、車両数は明らかに減少しております。
というのも、荒川線には1976年の時点で1日あたり9万人いた利用者が、2014年には4万6千人まで減少しているのです。沿線にあった大規模な工場の移転や他の交通機関の整備など、さまざまな要因があるのでしょう。
写真の8906号は、2016年3月にアルナ車両で完成したものです。8900形は基本設計は8800形を踏襲していますが、丸みを帯びた8800形とは異なり、直線基調のスッキリとしたデザインを採用しております。
【撮影:佐野次郎 2016.10.10 荒川車庫前】

2016/12/16

東京都交通局8900形(8903号)

東京都電荒川線の最新型車両である8900形は、前回の8800形に続いて車体塗装にカラーバリエーションを取り入れており、オレンジ・ブルー・ローズレッド・イエローの4種類の配色を設定しております。
現在の荒川線は、8800形・8900形のほか、7000形・7700形・8500形・9000形が在籍しておりますので、実に多様な車体塗装が見られるというわけですね。
恒久的な存続が決定してから、荒川線は7000形・7500形の更新車が主力という状況が長く続きましたが、7000形・7500形の更新によって大きくラインナップを代えております。末永く現役の交通機関として継続してほしいものです。
写真の8903号は2015年12月にアルナ車両で完成したものです。8900形の角ばったスタイルは、車両の性格はかなり異なりますが、かつての8000形を連想させます。

2016/12/09

京浜急行1000形(1169編成)

2002年に最初の車両が営業運転入りした新1000形ですが、既に15年増備が継続され、先代と同様、京急の電車といえば、たいてい1000形がやってくるという大勢力となっています。早いもので、車体がステンレス製となった6次車の登場からも10年となります。
先代1000形と比べますと、新1000形はデザイン・内装がずいぶんと進歩したような感じがします。省エネルギー化も進んでいることでしょう。反面、走りにおけるスピード感は先代の方が強く感じられました。
実際には、120km運転が可能な新1000形の方が速いのですが、乗車している時のスピード感は先代1000形の方が凄かったです。電車の性能を、ぎりぎりまで引き出して走っているように思えたのです。
写真の1169編成は、2014年6月に総合車輌製作所横浜事業所で完成したもので、新1000形の14次車に相当します。入れ替わりに2000形の2021編成が、2000形の8連では初めての廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2016.11.26 能見台ー金沢文庫間】

2016/12/04

京浜急行電鉄1000形(1809編成)

京浜急行といえば、「赤い電車」というイメージが定着しています。その代表選手ともいうべき先代1000形は、細かなバリエーションこそありましたが、一見して差異がわかるようなものではありませんでした。
新1000形は、数の上では先代1000形をすでに凌駕しておりますが、同一形式ながら様々な差異があって楽しいですね。1800番台は顔つきが変わって、正面がフラットな感じなので新鮮です。貫通扉の設置による変化ですね。
600形・2100形・新1000形によって、「ニュー赤い電車」のスタイルが確立されたかと思いましたが、新1000形の車体がアルミ製からステンレス製に移行したことにより、ちょっとわからなくなってきました。
写真の1809編成は、2016年10月に総合車輌製作所横浜事業所で完成したもので、新1000形の16次車に相当します。側面を赤と幅広の白で表現するのは、マイナーチェンジした6両編成の1600番台にも採用されていますね。

2016/12/03

京浜急行電鉄2000形(2031編成)

京浜急行2000形電車は、1982年から87年にかけて先代600形に代わる快速特急用車両として、8両編成と4両編成が6本ずつ、合計72両が製造されました。既に4両編成はすべて引退し、8両編成5本40両が運用に就いております。
製造当初は2扉・クロスシートで、2100形とは異なり転換クロスシートではなく、中央で向きが異なる集団見合い式という固定式のクロスシートでした。転換クロスシートの採用も検討されましたが、コストと重量の点から見送りとなったそうです。
1998年から2000年にかけて、2100形に快特運用を譲り、3扉・ロングシートに改造され、塗装もアイボリーの部分が細い現行の塗装に改められました。車端部にだけ、クロスシートが残されています。2010年のエアポート急行の新設までは、8両編成は日中の運用には入っていませんでした。
写真の2031編成は、1984年5月に川崎重工で完成したもので、2000形の2次車に相当します。1999年8月に久里浜工場で3扉・一般車化改造を受けております。主に羽田空港ー新逗子間のエアポート急行で走っています。