2012/07/29

京浜急行電鉄1000形(1325編成)

京浜急行1000形の1325編成が「ノルエコ」ラッピングを施して営業運転に就いております。ノルエコとは、電車に乗ることもエコにつながるという意味ですね。
この「ノルエコ」ラッピング、過去にも何回か行われていますが、1000形6連の起用ははじめてとなります。それまでは2100形にラッピングが施されていました。
この1325編成は、室内の照明が省エネ効果が高いといわれているLEDを使用していますから、それで「ノルエコ」ラッピングに起用されたのかもしれません。
写真の1325編成は、2012年4月に川崎重工で完成したもので1000形の12次車にあたります。京急への入線に先立ち、総合車両製作所で整備を行いました。

2012/07/28

東京急行電鉄5050系(5159F)

東急東横線5050系の5159Fは、2012年3月に竣工した「渋谷ヒカリエ」のラッピングを施して、営業運転に就いております。
渋谷ヒカリエは、渋谷駅前の東急文化会館の跡地にできた総合商業施設ですね。さまざまな路線の駅が別個に存在し、複雑怪奇な渋谷駅周辺も再開発によって、機能の統合・強化が図られてより発展していくことでしょう。
東急文化会館といえば、五島プラネタリウムが印象に残りますかね。大人しく見ているだけでしたが、それでも楽しかったですね。若い世代には印象が薄いかもしれませんがね。
写真の5159Fは、2006年6月に東急車輌(現:総合車両製作所)で完成したものです。2011年10月には東急車輌で副都心線乗入れ対応工事を完了しています。既に2011年11月には副都心線での試運転が行われました。

2012/07/25

東京急行電鉄9000系(9015F)

東急東横線・みなとみらい線と、東京メトロ副都心線、西武池袋線と東武東上線との相互乗入れ運転が、いよいよ2013年3月16日に開始されることが発表されました。
これは同じく東急と東武がからむ半蔵門線を介した三社直通運転に勝るとも劣らない規模の相互乗入れですね、反面伝統の東急東横線の日比谷線直通列車は廃止となります。
注目すべきは、日中に設定される毎時4本の渋谷発着の列車です。さらにうち2本は菊名発着になるそうです。相互直通とともに消えるといわれた9000系が入るのか?田園都市線からコンバートした5000系を使うのか?日比谷線運用を失う1000系を活用するのか?興味がつきません。
写真の9015Fは、1991年3月に東急車輌(現:総合車両製作所)で完成したもので、9000系の最終編成に相当します。

2012/07/23

EF58 61

このところ撮り鉄のマナーがうんぬんされていて残念です。有名列車や路線の廃止直前など、いろいろとあるようです。私は小心者なので、「銀河」や「はやぶさ・富士」の廃止に際して、東京駅には近寄らなかったくちです。
そんなわけで私は幸い、修羅場にいあわせたことはないのですが、同じ趣味を持つ人同士でいがみあったりしてしまうとすれば残念ですね。またあくまで趣味ですから、列車の運行や利用される方の邪魔になってはいけませんね。
普段通りの鉄道の姿を、自然体で無理せずに、細く長く撮り続けるのが良いのかな?と私は思っています。すぐに結果を求めるのでなく、視点を少し先に置いてみてはどうかと思います。
さて写真はお召列車の牽引機として高名だったEF58形の61号機です。ホームにも駘蕩とした雰囲気が流れているのがわかるかと存じます。ファンたちのファッションにも時代が感じられますでしょうか?現在では、品川駅も東北縦貫線の工事で変化がありますね。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 品川駅】

2012/07/22

鶴見線101系

私が初めて「撮り鉄」に出かけたのは、確か中学生の頃だったと記憶しております。1980年代の前半で、今のJRが「国鉄」と呼ばれていた頃です。
自由に使えるお金など、たかが知れていましたので、カメラは父から拝借し、最低運賃で一筆書きのように大回りしていろいろな駅を回るというスタイルでした。しかも現像と焼き増しにお金がかかりますので、三か月に一回くらいの出動でした。
そんな状況下でビビッタのが鶴見駅。京浜東北線を降りて、鶴見線のホームにいくまでに改札があるのです。当時は有人改札でしたので、おそるおそる許可を求めると少し間をおいて「いいよ」と言ってくれました。
そこで撮影できたのが写真の101系電車です。モハ72形に代わって弁天橋電車区に配置されたものです。冷房などという気の利いたものもありませんでした。101系の冷房車、103系を経て今では205系になりましたが、自動になったとはいえ中間改札が今でもありますね。
【撮影:佐野次郎 1983年夏頃 鶴見駅】

2012/07/21

京浜急行電鉄600形(602編成)

首都圏の通勤電車の座席といえば、横方向に長く伸びたいわゆるロングシートが一般的ですね。なにしろ定員が多く取れるわけですから、朝夕に大量の輸送力を必要とする首都圏の電車には最も適していると思います。
一方で長距離の利用に適しているといわれる、向い合わせのいわゆるクロスシート。かつては東海道線や横須賀線を中心とした中距離を走る路線では当たり前の装備でしたが、現在では編成の一部分にあるだけになっております。
京浜急行の600形電車は、快適性を求めて3扉ながらクロスシートを採用して新製されました。また混雑時に対応するための工夫として、一部の座席を収納可能としておりました。せっかくの試みでしたが、結局一般的なロングシートへの改装が進んでいます。
写真の602編成は1994年3月に川崎重工で完成したものです。2010年2月に京急ファインテックでロングシート化と更新修繕を行っています。

2012/07/16

205系(ナハ51編成)

京葉線での置換えも完了し、埼京線・横浜線でもE233系への置換えが発表された205系ですが、その次には南武線でも置換えが行われることになるでしょう。新車を投入するのか、他路線からE231系などをコンバートするのか興味深いところであります。
南武線の205系は、さすがに田窓車こそおりませんが、JR東日本での新製車、山手線からの転用車、先頭車化改造車ともっとも豊かなバリエーションを誇っていますね。
埼京線・横浜線へのE233系の投入が始まったら、山手線からの転用車との取換えを実施したりするのでしょうか?JR第一世代の205系も後継が明らかになっていないのは南武線・武蔵野線・鶴見線・相模線だけになりますから時の流れも早いものです。
写真のナハ51編成は、1985年9月に川崎重工で完成したものでシナ14編成として品川電車区に新製配置されました。2005年3月に先頭車改造を伴う編成組み替えを行い、中原電車区に転属してナハ51編成となりました。

2012/07/15

当初の横浜線205系

2014年度からのE233系投入が発表され、1988年からの活躍にも先が見え始めた横浜線の205系ですが、新製当時から比べると細かな点に差異が見られます。
行先表示は、幕式からLEDに換装されています。また先頭車には、他路線と同じくスカートが増設されています。さらにパンタグラフも菱形からシングルアーム式に換装されました。編成自体も7両から6扉車1両を増結して8両編成になっています。
横浜線を103系から205系に置き換えた頃は、現在よりも根岸線直通列車が多く、大船行きも終日設定がありました。これは1985年3月のダイヤ改正で新横浜駅での新幹線乗換えの便を図ってとられた政策でしたが、1994年12月のダイヤ改正で根岸線直通は桜木町行が基本になりました。
京浜東北線がE233系1000番台に統一された現在、205系を見ると少し古いなと感じます。しかし柔らかくて座り心地のいい座席には好感が持てます。武蔵野線みたいにVVVF化すればまだまだイケそうな気がする横浜線の205系ですが、置換え後は他路線で活用されるのでしょうか?
【撮影:佐野次郎 1992.2.6 横浜ー東神奈川間】

2012/07/14

205系(クラH25編成)

横浜線にも2014年度からのE233系の投入が発表されました。ということは再来年くらいから、実際の投入が始まるのでしょうが、自前で車両工場を持つJR東日本の車両の投入ペースは凄いですから、新車が入り始めてからはほんとうに早いでしょう。
ということは、去りゆく横浜線205系を求めてカメラの砲列が沿線に並ぶことになるのでしょうか?今のうちに記録しておくのがよいのかな?とも思います。大学1年の頃、体育の授業が多摩地区の校舎で行われ、帰りに相原から乗車して205系にあたると、よく眠れましたね。
横浜線も他路線から転用した73系→103系と推移してから、新製の205系になりました。さらにE233系に置き換えらえて新たなステージに入りそうです。今までE233系を投入した路線では、特にスピードアップはされませんでしたが、横浜線でもそうなるのでしょうか。
写真のクラH25編成は、1989年3月に東急車輌で完成したものです。当初は7両編成でしたが、1994年11月に近畿車輌で完成されたサハ204形を増結して8両編成になっております。

2012/07/08

西武鉄道9000系(9102F)

西武鉄道9000系は、リサイクル電車であることを示すマークをかかげて営業運転に就いております。9000系は101系電車の初期形の電気部品を再利用して、新2000系と同等の車体を新製してできた電車です。
これは、いわゆる「車体更新」と呼ばれる手法です。昭和50年代の国鉄ではもう少し活用すべき手法ではなかったかと思います。具体的には取替時期を迎えていた101系・153系・181系の走行機器を再利用して地方都市用の短編成の近郊型電車を製造するのです。
もっとも105系や119系電車の製造に際して、一部部品の再利用が実際に行われておりましたし、JRになってから165系電車を更新した107系電車が登場しました。西武鉄道9000系は、さらに主回路を最新のVVVF制御に更新しましたのでリサイクルを徹底していますね。
写真の9102Fは1994年5月に西武所沢工場で製造されたものです。2007年3月に東急車輌でVVVFインバータ化工事を完了しております。

2012/07/06

京浜急行電鉄2100形(2173編成)

京浜急行2100形といえば、発車時に音階のようなメロディが聞ける「歌う電車」として知られていますが、国産機器への換装が進んでおります。
残り編成も少ないということで、撮影にも熱が入ることになるのでしょうか?青い京浜急行として知られる2157編成も換装工事が完了しておりますね。
撮影対象を絞り込むのは効率的なのかもしれませんが、今はデジカメの時代ですので、あまり絞り込まずにいろいろと撮る方が楽しいように感じますね。無理をせずに長く続けるのがいいと私は思います。
写真の2173編成は、2000年10月に東急車輌(現:総合車両製作所)で完成したもので、2100形の4次車に相当します。また2100形のラストナンバー車でもあります。

2012/07/03

京浜急行電鉄600形(605編成)

このところ天候と用事がかみあわず、撮影にでかけられずにおります。しかし2009年1月以降、ほぼ週一で撮影に出ておりますので、大量の写真のストックがあります。
私は特に下調べはせずに、やってきた電車を撮影するのが基本方針です。京急と東急については、かなりの編成を撮影できているのではないかと思っています。
目指すところは全編成の撮影と、当ブログでの公開です。無理をしないで、マイペースで更新していきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
写真の605編成は1995年3月に東急車輌と川崎重工で完成したもので、600形の2次車に相当します。2009年3月に京急ファインテック久里浜工場でロングシート化改造され、さらに2011年7月には更新修繕されました。

2012/07/01

京浜急行電鉄1500形(1719編成)

私佐野次郎は2009年からほぼ週一回のペースで撮影に出かけておりましたが、6月10日を最後に撮影に出かけておりません。まあ欲求不満というところです。
というのも晴れや曇りの日には用事があり、用事のない日には雨が降るという按配で、撮影できないのです。今日こそ撮影と思い、勢い込んで出かけましたが、小雨が降り始めたので、すごすごと帰宅した始末です。
どうしても撮影したければ、屋根のある駅のホームから望遠で撮影すればいいのですが、今日はそこまでしようとは思いませんでしたね。趣味に無理は禁物です。かえって長続きしなくなってしまいます。
写真の1719編成は1993年2月に東急車輛で完成したもので、2008年7月に京急ファインテックで更新修繕を受けています。